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 | 厚板雪平鍋 | 和食はやっぱり、厚さ3mmの雪平鍋ですね。 おいしく作れる3つの理由
(1)〈厚さ3mmの打ち出し〉表面がデコボコしているのは、打ち出して(たたいて)鍋の表面を増やすためのもの。 鍋自身がたっぷり熱をたくわえることができます。 さらに厚みがありますから、鍋を火にかけたとき、火の当たっている底の部分だけが熱いのではなく、鍋全体が平均した熱さになり、材料を包む感じで調理できるというわけです。 たとえば、薄い鍋で、煮物をコトコト煮て味を含めたくても、たとえ弱火であっても煮汁が早く蒸発して、塩分の強い濃い材料の表面だけにからみ、材料の中心まで味をふくませることができません。 焦げ付く心配も出てきます。 しかし、3mmの厚さの雪平鍋なら、同じ弱火で、鍋の力に頼って安心して作れるのです。
(2)〈鍋尻の丸い形〉他の鍋に比べて鍋尻に丸みがあり、ゆるやかな曲線で立ち上がっています。 この形が火をスムーズに鍋全体にまわしているのです。 さらにその丸みは、たとえば里芋の煮ころがしを作る時、少ない煮汁をからめるとき、煮崩れすることなく里芋をころがすことができます。 洋鍋のように、直角に立ち上がった鍋では、里芋が鍋肌にあたり、傷ついたり、煮崩れたりする可能性があります。
(3)〈軽い〉軽さも使いやすさの理由です。 材料に照りをつけるとき、持ち上げて鍋をまわしますが、鍋自身が重いとまわせません。 又、煮汁も人数が多いときは、重さが気になりますが、アルミなら軽いので安心です。 | 【引頭佐知プロフィール】
料理研究家
味の原点は、母の和・洋・中の手料理。 市販加工品を好まず、家庭で作れる食品はすべて手作りしていた影響を受けている。 コピーライターなど広告制作の仕事を経たのち、日本料理を飯田正乎先生に、中華薬膳料理を林彩美(リン・ツァイ・メイ)先生に学ぶ。 現在は食の安全性にこだわり、自宅で小さな和食の料理教室を主宰。 地方での、料理講習会、テレビ、ラジオの出演なども。 下ごしらえを大切にし、昔ながらの家庭料理を紹介している。 ライフワークは「天然だしを味わう会」、「〈残しておきたい日本のおかず〉を広める」。 スローフード江戸東京会員。 こみしょう(こめみそしょうゆアカデミー)会員。東京はちみつクラブ会員。 著書は「料理上手になる!ちゃんとおぼえたい50品」(NHK出版) 「まるめるレシピ-肉、魚、野菜でつくるからだにやさしいミンチボール90品〔ブルース・インターアクションズ〕」。 (引頭先生に関するお問い合わせは池商まで。) |
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